資料
平成20年3月22日 日本ウイルス学会 野本明男 理事長 日本ウイルス学会ウイルス学将来構想検討委員会
理事長より諮問がございました「学会および学術集会の運営」について、以下答申いたします。
第185回日本ウイルス学会理事会で承認されました新たな提言の「現状分析および提案方策2:学会および学術集会の運営について、をふまえつつ、以下のような改善に向けた提言をいたします。
(1)ウイルス学会のセッションについて
現在の学術集会のセッションはウイルスの科ごとに区切られていることが多い。シンポジウムやワークショップなどでウイルスの区分を超えたセッションがもたれることもある(例えば、抗ウイルス薬
とか免疫応答など)が、継続的ではない。種々のウ
イルスを横断的に使用して研究しているような場合、プログラムによっては、該当するセッションがないといった事態も起こっている。
そこで、ウイルスの科ごとの区分と研究事象による区分を常に両立させる方法でセッションを構成することが継続できるよう工夫すること(たとえば、「申し送り事項」などとして)を提言する。
(2)教育セミナーに関して 教育セミナー(オーバービュー、テクニカルチップ、など)の必要性が語られながら、思ったほど具体化されていない。
テクニカルチップについては、時間設定などの問題も考えられるが、たとえばミキサー会場のサブ会場のようなものを2、3設定して、教育講演を行うなどの方法も考えられる。また、オーバービューについては、座長がそのセッションの意義をオーバービュー
(この領域では近年どんなこと解明され、現在どん なことが論点となっているのかを紹介するなど)し、内容の理解を促進することなどが考えられる。
(3)投票システムについて提言
ASMでの投票は電子化されています。日本ウイルス学会の選挙は紙ベースであり、投票率も極めて低い。投票の電子化を提言する。
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