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第184回日本ウイルス学会
理事会議事録


日時:2006年11月18日(土)16:45~18:30

場所:愛知芸術文化センター12階

出席者:

明石 博臣・浅野 喜造・伊藤 康彦・今井 章介・上田 一郎・河岡 義裕・     神奈木真理・黒田 和道・小柳 義夫・白子 幸男・高久 洋・高島 郁夫・武田 直和・谷口 孝喜・堤 裕幸・鶴見 達也・永井 美之・野本 明男(理事長)・松浦 善治・森島 恒雄・柳 雄介・山田 章雄・吉川 哲史・吉田 哲也・倉根 一郎(監事)・山西 弘一(監事)・西山 幸廣(第54回学術集会会長)
以上27名

欠席者:

岩本 愛吉・喜田 宏・北村 唯一・山本 直樹
以上4名

記録者:澤田 晴代(東大)・佐々木博樹、上野 夏葉(事務局)




  1. 年次報告、会員数の現状(理事長)
    年次報告および会員数の現状などについて理事長より報告された。
  2. 名誉会員について(理事長)
    第183回理事会(2006年3月開催)において選出された藤永 蕙先生が第54回日本ウイルス学会総会において推戴されることが報告された。
  3. 新評議員の承認について(理事長)
    新評議員として、荒尾 雄二郎(岡山大・院)、齋藤 峰輝(金沢医大)、高橋 秀実(日本医大)、馬場 昌範(鹿児島大・院)、俣野 哲朗(東大医科研)の5名が推薦され、承認された。
  4. 第54回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(西山会長)
    西山会長より、第54回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について説明された。
  5. 第55回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(上田次期会長)
    上田次期会長より、第55回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について説明があり、学術集会のテーマを「宿主域を超えて見えてくるウイルス遺伝子の機能:様々な宿主におけるウイルス増殖の基本戦略と多様性」とし、可能な限り多くのウイルス宿主をカバーし、ウイルス学の多様な側面をお互いに知る機会としたいとの報告がなされた。
  6. 第56回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(森島次々期会長)
    森島次々期会長より、第56回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について説明された。
  7. 会費の値上げについて(理事長)
    2006年6月の持ち回り理事会において、重要議題として審議された正会員会費と評議員会費の値上げについて、再度の確認が行われた。
    理事長より学会繰越金の推移、今後の収支見込みについて説明があり、現状のままの収支が続いた場合、繰越金が数年後にマイナスとなる見込みであることが報告された。
    対策として、経費削減・学会活動の拡充とともに、前回(平成7年度)の値上げと今後少なくとも10年以上の期間における学会運営を考慮し、会費の値上げをせざるを得ないことが了承された上で、第54回総会の議事とすることが確認された。
  8. ニュースメールの導入について(理事長)
    2006年6月の持ち回り理事会において審議された、学会活動の拡充施策の一環としての、ニュースメールの導入について説明があった。
    主な目的は、各省庁及び学会としての連絡事項の迅速な提供とペーパーレス化の推進、会員からの意見収集等の情報の共有化であり、2007年度中に学会ホームページに実施要領・アドレス登録方法を掲載し、運用を開始することが確認された。
  9. 会則改定について(理事長)
    以下5項目の会則改定案について検討が行われ、了承された上で、第54回総会の議事とすることが確認された。
    1. MI誌の参加学会の変更に伴う表記の変更。
    2. 評議員推薦資格を名誉会員にも付与する。(「名誉会員についての規定」も同様に変更)
    3. 評議員でない理事は自動的に評議員に就任する。
    4. 会費値上げの件。
    5. 事務局の変更に伴う記載の変更。(議題14参照)
  10. 雑誌「ウイルス」の編集および投稿規定の改定について(柳理事)
    柳委員長より、第56巻第2号の編集状況及び投稿規定の改定案について説明があった。投稿規定改定の内容は、(1)投稿料の改定(投稿に伴い発生する印刷費等の費用は基本的に著者負担とする)、(2)著者の別刷り無料部分(20部)の廃止(ホームページよりダウンロード可能の為)、(3)投稿規定の表現の改定、の3点であり、了承の上、第54回総会の議事とすることが確認された。
  11. 「遺伝子組換え生物二種告示」に対するウイルス学会としての要望について(高久理事)
     高久理事より、遺伝子組換え生物二種告示についての報告があった。会員からできる限り多くの意見を収集し、学会としての意見を集約する必要があり、その点からもニュースメールの導入に期待したいとの意見が述べられた。
     また、11月21日開催の「遺伝子組換え実験の規制に関する説明会」について報告があり、当説明会においても、積極的に意見をあげて頂きたいとの要請があった。
  12. 杉浦奨励賞選考委員会 半数改選について(理事長)
     選考委員の半数改選が行われ、投票の結果、2007~2008委員として神奈木真理、松浦善治、山本直樹の3会員が選出された。
  13. IUMS 2011について(理事長)
    理事長より、札幌で開催されるIUMS2011内の国際ウイルス学会議(ICV)の会期が2011年9月12日~16日に決定したことが報告された。
    また、現在は学術会議の中でIUMS分科会と総合微生物科学分科会がIUMSに対応しているが、今後は2011年の札幌での開催に向けて関連学会と調整の上、新たな対応組織がつくられる予定であることが報告された。
    プログラム作成・招聘者の決定等に携わる、日本ウイルス学会としての担当者については学会の研究調査委員会を中心として、今後決定していくことが確認された。
  14. その他
    • 事務局の変更について(事務局)
       事務局を委託している(株)メディ・イシュが2006年11月末日を以て学会業務から撤退することとなった経緯について現在の事務局担当より説明があった。
      (株)メディ・イシュの都合による学会業務からの撤退の最大の原因は、赤字の累積(2年間で約1億5000万円)により業務の継続が困難となったことであり、各学協会に金銭的な被害を与える前に撤退したいとの要請がなされたことが報告された。
      尚、本件の対応については、2006年10月に緊急の持ち回り理事会による審議が行われ、理事長に一任することが決定された。
      また、(株)メディ・イシュの学会業務事業の承継会社である(株)毎日コミュニケーションズについて説明があり、今後の対応としては承継会社に12月1日より業務委託する方向であることが確認された。
      尚、一部の理事・監事より承継会社における学会業務の実績及び信頼性、今後の委託費の大幅な値上げの可能性の有無等について確認があった。
    • Microbiology and Immunology誌について(谷口理事)
       M・I誌の現況について説明があり、編集方針及びオンライン化の件等、今後の学会としての対応について検討が行われた。


次回理事会は、2007年3月に開催される予定である。

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