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第174回日本ウイルス学会
理事会議事録


日時:2001年11月17日(土)18:00~19:10

 

場所:大阪国際会議場 E会場

 

出席者:

石浜 明・伊藤 康彦・上田 一郎・下遠野 邦忠・高田 賢蔵・永井 美之・原田 信志・見上 彪・宮村 達男・森島 恒雄・吉倉 廣・浅野 喜造・足立 昭夫・生田 和良・倉田 毅(理事長)鶴見 達也・豊田 哲也・野本 明男・速水 正憲・山田 章雄・山西 弘一(会長)・喜田 宏(次期会長)・堀田 博(監事)以上23名

記録者:

松石 みゆき(国立感染研)・福田 博(日本学会事務センター)

欠席者:

神谷 齊・川名 尚・岩本 愛吉・高浪 洋一・松浦 善治・山本 直樹・保井 孝太郎 以上7名



  1. 中村理事のご逝去について(理事長)
    2001年10月20日中村理事が逝去された。出席者全員により黙祷。
  2. 年次報告(理事長)
    理事長より2001年11月1日現在会員数、過去1年間に連絡のあった逝去会員、基金の運営状況、会費滞納者リストについて説明・報告された。
  3. 理事選挙結果報告(理事長)
    2001年度理事選挙が行われ、7月14日(土)国立感染症研究所にて選挙管理委員会を開催し開票作業を行った。在京理事・監事のうち7名の立ち会いのもと新理事14名(任期:2002年1月1日~2005年12月31日)が選ばれ、後日全員から承諾を得た。
    女性の理事が選出されなかったことに関して、日本学術会議からも女性科学者の環境改善について提案されていることなども考慮し、次回の選挙では本学会でもこの点に配慮していくことが確認された。
  4. 新名誉会員について(理事長)
    持回り理事会投票の結果、三浦謹一郎先生及び大里外誉郎先生が名誉会員に推挙され、総会にて推戴されることが報告された。
  5. 第49回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(山西会長)
    2001年11月18日(日)~20日(火)大阪国際会議場にて開催される第49回学術集会について山西会長より報告された。
  6. 第50回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(喜田次期会長)
    第50回学術集会会長の喜田先生(北大)から準備状況について報告された。期日は2002年10月16日(水)~18日(金)、札幌メディアパーク「スピカ」、STVホール、「かでる2・7」にて開催される。
  7. 第51回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(下遠野次々期会長)
    第51回学術集会会長の下遠野先生(京大)から準備状況について報告された。期日は2003年10月27日(月)~29日(水)京都国際会館にて開催される。
  8. 各種報告
    1)科研費の審査委員について(理事長)
    すでに申請していた3名に加えてさらに3名の追加申請の要請があり、伊藤理事、山本理事、足立理事を推薦したことが報告された。

2)雑誌「ウイルス」の編集について(下遠野理事)
雑誌「ウイルス」をホームページにのせる件について話し合われた。学会誌を電子配信している会社の資料、あるいはホームページワーキンググループからの意見なども参考に、さらに次期の委員会でも検討していくこととなった。将来的なHP掲載を想定し、先ずは「ウイルス」誌12月号から論文の要旨を印刷掲載していく予定であることが報告された。

3)感染性物質(病原体)の輸送について(理事長)
国連とWHOの合同会議が10月初に開かれ、感染性物質のレベルに応じたパッケージングをすること及び輸送についてWHOがドラフトを作成中であることが報告された。

4)バイオテロについて(理事長)
炭疽菌については各地方衛生研究所での検査体制が整っている。天然痘については、理事長が厚生科学特別研究の研究班長として作成しその後保管していた試験用ワクチンが、感染研に移管されたことが報告された。

5)世界ポリオ根絶計画と野生株ポリオウイルスの封じ込めについて(宮村理事)
宮村理事からの資料をもとに説明及び現状報告があり、根絶の条件としてウイルスの封じ込めをきちんとすることが非常に重要であることが再度確認された。この件については引き続き調査・報告される。

6)ICD制度協議会報告(川名理事 ─ 代理報告 森島理事)
今回12名申請が出ていること、また参加団体も増え各講習会が非常に盛況であり病院感染に対して関心が高まっていることが報告された。

7)日本学術会議微生物学研究連絡委員会について(永井理事)
第18期第4回の議事録について報告された。科研費の分科・細目については本学会として今後とも注目していかなければならない。カルチャーコレクションに関しては、以前から本学会で提案されてきたところでもあり病原微生物の所在情報のデータベース作成について検討していくことが確認された。

8)ウイルス研究推進のための「ウイルス株所在情報データベース」の更新の必要性が指摘されていたが、昨今の社会情勢との関連で緊急の課題となっている。次期理事会への申し送り事項とすることを確認した。

次回の理事会は2002年3月16日(土)13時より国立感染症研究所で開催する予定である。


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