2)雑誌「ウイルス」の編集について(下遠野理事)
雑誌「ウイルス」をホームページにのせる件について話し合われた。学会誌を電子配信している会社の資料、あるいはホームページワーキンググループからの意見なども参考に、さらに次期の委員会でも検討していくこととなった。将来的なHP掲載を想定し、先ずは「ウイルス」誌12月号から論文の要旨を印刷掲載していく予定であることが報告された。
3)感染性物質(病原体)の輸送について(理事長)
国連とWHOの合同会議が10月初に開かれ、感染性物質のレベルに応じたパッケージングをすること及び輸送についてWHOがドラフトを作成中であることが報告された。
4)バイオテロについて(理事長)
炭疽菌については各地方衛生研究所での検査体制が整っている。天然痘については、理事長が厚生科学特別研究の研究班長として作成しその後保管していた試験用ワクチンが、感染研に移管されたことが報告された。
5)世界ポリオ根絶計画と野生株ポリオウイルスの封じ込めについて(宮村理事)
宮村理事からの資料をもとに説明及び現状報告があり、根絶の条件としてウイルスの封じ込めをきちんとすることが非常に重要であることが再度確認された。この件については引き続き調査・報告される。
6)ICD制度協議会報告(川名理事 ─ 代理報告
森島理事)
今回12名申請が出ていること、また参加団体も増え各講習会が非常に盛況であり病院感染に対して関心が高まっていることが報告された。
7)日本学術会議微生物学研究連絡委員会について(永井理事)
第18期第4回の議事録について報告された。科研費の分科・細目については本学会として今後とも注目していかなければならない。カルチャーコレクションに関しては、以前から本学会で提案されてきたところでもあり病原微生物の所在情報のデータベース作成について検討していくことが確認された。
8)ウイルス研究推進のための「ウイルス株所在情報データベース」の更新の必要性が指摘されていたが、昨今の社会情勢との関連で緊急の課題となっている。次期理事会への申し送り事項とすることを確認した。