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第189回日本ウイルス学会
理事会議事録


日時:2009年3月7日(土)13:00~15:00

場所:国立感染症研究所 共用第一会議室

出席者:

浅野喜造・伊藤康彦・奥野哲郎・甲斐知恵子・河岡義裕・喜田 宏・
黒田和道・小柳義夫・塩田達雄・白木公康・白子幸男・滝口雅文・
津田知幸・鶴見達也・西山幸廣・野本明男(理事長)・堀田 博・
松浦善治・宮村達男・森内浩幸・山田章雄・渡辺雄一郎・永井美之(監事)・
足立昭夫(第58回学術集会会長)・永田恭介(ウイルス学将来構想検討
委員会委員長)

欠席者:

    生田和良・岩本愛吉・倉根一郎・高島郁夫・山本直樹・脇田隆字・柳 雄介
    (監事)



1.年次報告、会員数の現状(理事長)
年次報告および、会員数の現状について理事長より説明がなされた。

2.第57回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(宮村会長)
宮村会長より、第57回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について説明がなされた。会期は2009年10月25日~27日(24日に市民公開講座開催)、会場は都市センターホテルで開催される。
本年6月1日には、市民公開講座の一部として、昨年ノーベル生理学医学賞受賞の
バレシヌシ パスツール研究所教授を招いた講演会を行う予定であることが報告された。
学術集会のテーマは「ウイルス学のグローバリゼーション ―グローバル化したウイルス感染症に対応するために―」とし、ポリオと麻疹、インフルエンザ対策、ウイルス肝炎の3つのシンポジウムを予定し、特別講演および教育講演等を企画していることが説明された。
また、実行委員長は脇田理事、プログラム委員長は感染研の神田忠仁センター長が務めることが報告された。

3.第58回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(足立次期会長)
足立次期会長より、第58回日本ウイルス学会学術集会が2010年11月7日~9日、徳島県郷土文化会館で開催予定であることが報告された。当施設は多くの会場が確保できるため、多くの演題登録をいただきたいとの説明がなされた。
また、プログラム委員長は神戸大学の堀田博教授が務めることが報告された。

4.日本微生物学連盟およびIUMS2011について(理事長)
理事長より、IUMS2011札幌について、現在プログラム編成の作業が進められていること、年内においては以下の活動が行われる予定であることが報告された。
・2月17日 日本微生物学連盟会議および第1回National Organized Committee(NOC)会議
・3月24日 日本学術会議IUMS分科会および第2回NOC会議
・4月1日  全Division合同プログラム委員会
・4月17日 IUMS理事会(アムステルダム)―国際顧問委員会委員決定の予定
・8月    国際プログラム委員会(東京)
・10月末頃 全体のプログラム骨子の決定
また、今後IUMS2011の国内組織委員会より日本微生物学連盟加盟学術団体に対し、現在の準備状況の報告と、準備資金の一時借入の依頼が行われる予定であることが説明された。 
なお、IUMS2011国内顧問委員会委員として各加盟学術団体の代表に就任の要請があり、本学会として、2010年からの次期理事長に当委員への就任を委嘱することが確認された。

5.第59回(2011年)日本ウイルス学会学術集会会長選出(理事長)
理事長より、前回理事会において、2011年の日本ウイルス学会学術集会をIUMS2011に合
流させることが承認され、その後の持ち回り理事会において、当年の会長選出方法が検討
された経緯が説明された。
上記経緯を踏まえ検討が行われた結果、IUMS Virology DivisionのVice Chairであり、IUMS2011とも深く関わりのある河岡理事が推薦され、承認された。

6.名誉会員の推挙、新評議員の承認など(理事長)
理事長より、本年の名誉会員および評議員の推薦について、次回理事会前(9月末日)まで受け付けていることが説明された。

7.理事選挙について(理事長)
理事長より、本年の理事選挙について説明があり、前回と同様の手続きに則り実施される予定であることが報告された。
また、選挙管理委員長に倉根理事、委員として11名の理事が就任することが確認された。

8.杉浦奨励賞について(理事長、喜田理事)
喜田理事(選考委員長)より今年度杉浦奨励賞の選考過程が説明され、平成21年度受賞者として、広島大学大学院の入江崇会員(「エンベロープウイルスの粒子形成・出芽機構の解析」)が選出されたことが報告され、確認された。
また、受賞講演の前に杉浦奨励賞創設の経緯、選考過程および受賞者の業績について、選考委員長より報告が行われること、これまでの杉浦奨励賞受賞者を学術集会プログラム・抄録集および学会ホームページに掲載することが確認された。

9.雑誌「ウイルス」の編集について(小柳理事)
小柳理事(編集委員長)より、59巻1号(2009年6月号)の編集案が説明され、総説7編、特集6編、平成20年杉浦奨励賞受賞論文等の掲載が予定されていることが報告された。

10.ウイルス学将来構想検討委員会の提言について(永田委員長)
(1)理事選挙の被選挙人について
前回理事会で検討が行われた、理事選挙の被選挙人を評議員に限定する案について、永田委員長より答申案(添付)が報告された。
本答申案について検討が行われ、評議員の推薦資格を正会員又は名誉会員2名とし、理事選挙の被選挙人を評議員に限定することが確認された。本件への対応として、会則変更のための手続きおよび次々回理事選挙において投票システムの電子化を進めることが確認された。
(2)学術集会の評価システムについて
前回理事会において答申が行われた学術集会の評価システムについて、理事長より実施案が提示され検討が行われた結果、以下の通りシステムを運用することが確認された。
・学術集会終了後、ウイルス学将来構想検討委員会が要望案を作成し理事会に提出する。
・理事会において検討の上、理事会の要望として次期会長に要望書を提出する。
・次期会長は要望書を参考としてプログラム構成等に活用すると共に、学術集会終了後に自己評価を行い、理事会に提出する。

11.学術集会への事務局の関わりについて(理事長)
理事長より、学術集会会長のサポート体制構築のための施策について説明がなされ、今後、学会事務局が学術集会の準備・運営に携わること、学術集会の評価システムを含む引継ぎ事項等を管理することが確認された。
本体制は、基本的に2012年の学術集会からの実施とし、実施事項および必要経費についてウイルス学将来構想検討委員会と事務局で原案を作成することが確認された。

12.学会ニュースメールについて(事務局)
事務局より、学会ホームページのリニューアルに伴い、学会ニュースメールシステムが導入される予定であることが報告された。

13.日本医学会定例評議員会報告(理事長)
理事長より、2011年4月に開催される日本医学会総会について説明がなされ、本学会としても多くの講演が予定されていることが報告された。
また、日本医学会加盟学会として、新規に2団体の加盟が認められたことが報告された。

14.MI誌について(脇田理事)
脇田理事(代事務局)より、MI誌の現状および、投稿・採択・論文引用等の状況に
ついて説明された。

15.第8回アジア太平洋医学ウイルス学会について(堀田理事)
堀田理事より、本年2月に香港で開催された第8回アジア太平洋医学ウイルス学会に
ついて報告がなされた。
当会に対する日本ウイルス学会としての関わり方を今後検討していくこと、アジア太平洋
地域におけるウイルス学関連の学会について堀田理事を中心に調査が行われることが確認
された。

16.その他
・経産省のバイオテロ対策について
理事長より、経産省のバイオテロ対策への対応として、本学会より高島理事が委員として選出されたことが報告された。
・遺伝子組換え生物等規制法について
理事長より、文科省により研究開発二種告示の見直しが行われることとなり、本学会にパブリックコメントの依頼が届く予定であることが説明された。

次回理事会は、2009年10月24日に開催される予定である。

以上


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