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第188回日本ウイルス学会
理事会議事録


日時:2008年10月25日(土)16:30~18:00

場所:岡山コンベンションセンター405会議室

出席者:

浅野喜造・生田和良・伊藤康彦・奥野哲郎・甲斐知恵子・河岡義裕
倉根一郎・黒田和道・小柳義夫・塩田達雄・白木公康・白子幸男
高島郁夫・滝口雅文・津田知幸・鶴見達也・西山幸廣・野本明男(理事長)
堀田博・松浦善治・森島恒雄(第56回学術集会会長)・山田章雄
脇田隆字・永井美之(監事)・柳雄介(監事)・永田恭介(ウイルス学将来
構想検討委員会委員長)

欠席者:

岩本愛吉・喜田宏・宮村達男・森内浩幸・山本直樹・渡辺雄一郎

記録者:澤田晴代(東大)



1.年次報告、会員数の現状(理事長)
年次報告、会員数の現状などについて理事長より報告された。

2.名誉会員について(理事長)
2008年9月の持ち回り理事会において名誉会員に選出された吉倉 廣先生が、第56回学術集会総会において推戴されることが報告された。

3.新評議員の承認について(理事長)
新評議員として、村木 靖会員が推薦され、承認された。

4.評議員への優遇措置について(理事長)
理事長より、本学会の評議員について優遇措置および、就任の基準・方法等の検討が必要であるとの提案がなされ、ウイルス学将来構想検討委員会により検討を進めることが確認された。
すなわち、理事選挙の被選挙権を評議員に限定する案について、実現させる方向で検討を行うことが確認された。その上で、ウイルス学将来構想検討委員会の提言である理事選挙の電子投票化を行う方針とする。学会ホームページのリニューアルにこの電子化投票システムを加えることとなった。

5.2007年度収支決算報告について(基金の運営を含む)(河岡理事)
河岡理事より2007年度収支決算について報告された。
収入の部については、医学会助成金の中止などにより若干予算を下回ったこと、支出の部については、会誌出版費等の経費削減が行われたことが説明された。
また、特別会計の2007年支出内容について報告がなされた。

6.2009年度収支予算案について(河岡理事)
河岡理事より2009年度収支予算案について報告された。
M.I.誌の出版社を変更し活性化を図ることによる費用の増加、および理事選挙費用の計上等について説明された。

7.研究教育支援委員会 教育活性化WGの活動について(理事長)
研究教育支援委員会 教育活性化WG(増田道明代表)の本年度活動状況が理事長より報告された。教育啓発活動のサポートとして、第7回みちのくウイルス塾、第5回ウイルス学キャンプin湯河原が開催され、新たな取り組みとして、高校生のためのウイルス学出張講義(佐賀県において柳雄介理事、栃木県において増田道明代表による講義)が実施されたことが報告された。

8.学会ホームページについて(小柳理事)
小柳理事より、現在の学会ホームページをリニューアルすると共に、Web上での変更手続きシステム等の導入を図る予定であることが説明された。

9.狂犬病研究会より補助申請の件(理事長)
狂犬病研究会より、学会補助の申請がなされたことが理事長から報告され、審議の結果、承認された。

10.第56回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(森島会長)
森島会長より、第56回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について報告された。
多くの事前参加登録があり盛会となることが見込まれること、教育講演を除いた演題数も600以上であることが説明された。

11.第57回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(脇田実行委員長)
脇田実行委員長より、第57回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について報告された。
2009年10月25日(土)~27日(火)都市センターホテルにて開催され、テーマは「ウイルス学のグローバリゼーション -グローバル化したウイルス感染症に対応するために-」であること、会場の都合上1日目に特別講演、総会、杉浦賞講演、シンポジウムを行い、2,3日目に一般口演、ワークショップを行う予定であることが説明された。
12.第58回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(理事長)
理事長より、第58回日本ウイルス学会学術集会準備状況について報告された。
会長は徳島大学の足立昭夫教授、プログラム委員長は堀田博教授が務め、2010年11月7日(日)~9日(火)に徳島県郷土文化会館で開催予定であることが説明された。

13.日本微生物学連盟について(理事長)
理事長より、日本微生物学連盟に現在20学術団体が加盟し、加盟学術団体間の連携体制の構築が進められていること、当面の重要な活動としてIUMS2011札幌の準備が進められていることが報告された。

14.IUMS2011札幌について(理事長)
IUMSのExecutive BoardのVice-Presidentに永井美之監事、ICV(International Congress of Virology)のVice-Chairmanに河岡義裕理事、Advisory Council Memberに柳雄介監事が選出されたことが理事長より報告された。
また、IUMS2011札幌の国内プログラム委員長に河岡義裕理事(研究調査委員長)に替わり、永田恭介研究調査委員が就任したこと、ICVのプログラムとして、ノーベル賞受賞者の講演を予定していることが報告された。

15.第59回(2011年)日本ウイルス学会学術集会について(理事長)
理事長より、IUMS2011札幌との関係上、第59回(2011年)日本ウイルス学会学術集会の開催方法について検討を行う必要があることが説明され、国内集会はIUMSに合流させる方針が示され、承認された。さらに2011年のウイルス学会会長を選出するかについて議論が行われ、幾つかの選択肢を示した上でメール会議を行い次回理事会までに決定することが確認された。

16.雑誌「ウイルス」の編集について(小柳理事)
小柳理事より2008年12月号の編集内容について報告された。

17.ウイルス学将来構想検討委員会より答申の件(永田委員長)
永田委員長より、第187回理事会においてウイルス学将来構想検討委員会に諮問された事項について答申された。
(1)学術集会の在り方
学術集会会長の自由裁量を尊重することが前提であるが、プログラムを策定するにあたり、研究の現状あるいは研究の新しい切り口によるセッションを積極的に導入することや教育セミナーの開催についても考慮される必要がある。
さらに、学術集会の改革については、学術集会終了後にその評価を行うことが必要と考えられる。そのために、学術集会の運営に関する評価を行い、その評価を次年度以降の学術集会運営に反映できることを可能とする評価システムの立ち上げを提言する。
(2)理事選挙の改革
理事選挙の投票システムを電子化することは、投票率の向上と経費削減のために有効な手段と考えられるので、導入を強くもとめる(前出)。
被選挙人を評議員に限定する案については、現在の会則に定められた評議員の役割の変更となる可能性もあるので、再度、評議員の選出方法およびその役割について再考したうえで検討することを提言する。

上記答申内容について審議が行われ、学術集会の評価システムおよび投票システムの電子化については、導入の方向で進めること、また、評議員の選出方法についてはウイルス学将来構想検討委員会における検討事項とすることが確認された。

18.杉浦奨励賞選考委員会 半数改選について(理事長)
杉浦奨励賞選考委員半数改選の投票が行われ、松浦善治理事、堀田博理事、脇田隆字理事の3名が就任することが決定した。(任期:2009年~2010年)

19.ウイルス検査体制委員会報告(浅野理事)
浅野理事より、昨今、年長児や成人麻疹の流行があり、CF抗体による臨床現場での混乱が起きていることから、本年6月に麻疹CF抗体測定の中止に関する見解をまとめ、理事会の承認を得て、麻疹CF抗原製造元や各コマーシャルラボへの要望と学会ホームページへの掲載が行われたことが報告された。

20.Microbiology and Immunology誌について(脇田理事)
脇田理事よりMI誌の現況が報告された。
オンラインサブミッションであること、ウイルス学会の会員であればフリーアクセスが可能であること、投稿から発行までの時間を短縮していることなどが説明された。
また、1月~9月までの合計投稿論文164件のうち、ウイルス学会は27件(16%)であること等が報告された。

21.その他
理事長より、文部科学省の組み換え生物専門委員会からのパブコメが出されたが、今回の、パブコメではウイルス株の追加・整理等は求められていないことが説明された。

次回理事会は、2009年3月に開催される予定である。


以上


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