第3回日本微生物学連盟フォーラム『薬が効かない感染症の話-薬剤耐性感染症の現状とその対策』
の開催について
日 時: 2014年4月26日(土) 10:00-17:10
場 所: 東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE
井の頭線、駒場東大前東大口より徒歩5分
(http://www.komcee.c.u-tokyo.ac.jp/access)
主 催: 日本学術会議 基礎医学委員会 病原体学分科会、日本微生物学連盟
主 催: 日本細菌学会、日本感染症学会、日本寄生虫学会、日本医真菌学会、
日本ウイルス学会、日本微生物生態学会、日本化学療法学会
参 加 費: 無 料
参加要領 : フォーラム参加ご希望の方は、申込用紙に必要事項をご記入の上、
下記申込先までFAXでお送りください。Emailの場合は、申込書の
内容をメール本文に記載の上、お申し込みください。先着200名まで
参加可能です。
[開催概要・申込書PDFファイル]
申込先: 日本微生物学連盟事務局 宛
〒112-0002 文京区小石川4-13-18 株式会社 微生物科学機構内
FAX 03-6231-4035 Email fmsj-office@umin.ac.jp
プログラム
10:00~10:05 開会の辞 笹川千尋(日本微生物学連盟理事長)
10:05~10:30 「世界の感染症、日本の感染症 ― そして薬の効かない感染症」
司会:神谷 茂(杏林大学)
演者:渡邉治雄(国立感染症研究所)
10:30~12:00 Ⅰ.薬剤耐性菌の増加 司会:富田治芳(群馬大学)
1)カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE);荒川宜親(名古屋大学)
2)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)およびメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA);
富田治芳(群馬大学)
3)多剤耐性緑膿菌(MDRP)および多剤耐性アシネトバクター;
切替照雄(国立国際医療研究センター)
13:00~14:30 Ⅱ.寄生虫、真菌、ウイルス領域における薬剤耐性
司会:亀井克彦(千葉大学)
1)寄生虫感染症について:薬剤耐性マラリア;美田敏宏(順天堂大学)
2)真菌感染症について:薬剤耐性真菌;宮崎義継(国立感染症研究所)
3)ウイルス感染症について:薬剤耐性HIV;潟永博之 (国立国際医療研究センター)
14:50~16:20 Ⅲ.耐性菌克服のための闘い 司会:賀来満夫(東北大学)
1)院内感染対策の観点から;賀来満夫(東北大学)
2)今なぜ抗菌薬の開発が求められているか;舘田一博(東邦大学)
3)ワクチンによる感染症予防;岩田 敏(慶應大学)
16:20~17:05 総合討論 司会:荒川宜親(名古屋大学)、岩田 敏(慶応大学)
17:05~17:10 閉会の辞:木暮一啓(日本微生物学連盟副理事長)
抗菌薬をはじめとする抗微生物薬の発見と開発により、私たちの感染症に対する脅威は緩和されました。しかし抗微生物薬の長期使用によって病原微生物が耐性を 獲得し、薬が効かなくなってしまうという状況があることも事実です。
本市民公開フォーラムでは、このような薬剤耐性病原体と日々戦い、感染症の治療方法を模索し続けている医師、研究者らより、薬剤耐性病原体による感染症の現状、新規抗微生物薬の開発を含めた薬剤耐性感染症への対策などをご紹介していただきます。
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