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関連研究会情報 > 第15回ウイルス学キャンプ in 湯河原開催のご案内

〜 第15回ウイルス学キャンプ in 湯河原 開催のご案内 〜

主催:ウイルス学キャンプ実行委員会
共催:日本ウイルス学会
   文科省科研費新学術領域「ネオウイルス学」研究班

はじめに:「ウイルス学キャンプ」をよく知らない方はこちら

日時:2018年6月6日(水)12:30 ~ 6月7日(木)12:00まで(予定)
場所:ニューウェルシティ湯河原
静岡県熱海市泉107
TEL:0465-63-3721
http://www.welcity-yugawara.co.jp/
湯河原駅 (JR東海道本線) 下車、バス2番乗り場
奥湯河原行・不動滝行 約7分、「理想郷」下車、徒歩1分
対象:主に若手研究者(大学院生、ポスドク、大学学部生、常勤・非常勤研究者など)。非ウイルス学会員の参加も歓迎します。研究を真剣に行っている・行いたい方。

 

おおまかなプログラム
< 6月6日(水)>
*招待講演
~ 新進気鋭の研究者から最新の研究のお話 ~
1. 演題:「次世代シークエンスを活用したレトロウイルス研究」
熊本大学 国際先端医学研究施設 エイズ学研究センター 佐藤 賢文 先生
[要旨] HIV-1やHTLV-1は、ウイルスゲノムDNAが約9,000塩基しかありませんが、宿主であるヒトDNAゲノムは約31億塩基もあります。そのように極めて小さなウイルスが、宿主ゲノムに組み込まれることにより、時としてヒトを死に至らしめるような病原性を発揮します。ウイルスはいかにしてヒトの遺伝子制御機構を撹乱し、また利用し、ウイルス自身の持続的な感染を可能とするのでしょうか?その結果として病原性を発揮するメカニズムについては、現在も不明な点が多く残されています。本セミナーでは、私達の研究室で行っている、次世代シークエンスを活用したレトロウイルス研究について紹介します。

2. 演題:「C 型肝炎ウイルスのコア蛋白質の成熟化機構の解明とその制御」
大阪大学 微生物病研究所 分子ウイルス分野 岡本 徹 先生
[要旨] C型肝炎ウイルス (HCV)のコア蛋白質は、宿主のシグナルペプチダーゼによって切断後、シグナルペプチドペプチダーゼ(SPP)によってさらに切断され、成熟コア蛋白質になります。HCVが属しているフラビウイルス科のウイルスは、HCVのようにSPPを使うものとウイルス自身が持つプロテアーゼを使うものがいますが、いずれもコア蛋白質も2度の切断を受けています。私は、コア蛋白質の2度の切断を受ける意義に関する研究していますので、その紹介をしたいと思います。



雲形吹き出し: 募集中です 

*口頭発表
~ 希望者から数名選出させていただきます ~





雲形吹き出し: 募集中です

*ポスター発表
~ 口頭発表以外の一般参加者は基本的に全員ポスター発表をお願いします。
発表できるデータがない方は現在進行中あるいは今後の研究計画など ~


*夕食
*お風呂
*懇親会、自由討論

 

< 6月7日(木)>
*若手研究者のためのキャリアパス講座
~ 研究者キャリアを多面的に考える ~
3. 演題:「ヒトメルケル細胞ポリオーマウイルスの発見と発がんメカニズム」
(インターネットでアメリカからのご講演)
ピッツバーグ大学 習田 昌裕 先生
[要旨] SV40がコードする T抗原は、二大がん抑制遺伝子であるp53とRbに直接結合することで、細胞増殖を促し、がん化を引き起こす。この発見に代表される様に、がんウイルスとしての動物ポリオーマウイルスの研究は、発がんシグナルの研究に多大に貢献してきた。ポリオーマウイルスの強い腫瘍形成能から、長年ヒト腫瘍への関与が疑われていたが、最初のヒトポリーマウイルス(JCウイルスと BKウイルス)の発見以来37年もの間、その証明には至らなかった。2008年に新規ポリオーマウイルスがヒトメルケル細胞がん(MCC)より同定され、メルケル細胞ポリオーマウイルス(MCV/MCPyV) と命名された。MCVは腫瘍ゲノムにクローン様に挿入され、T抗原を発現している。またその発現がMCCの腫瘍増殖に必須であることも明らかになった。このがんウイルスの発見から10年目にあたり、MCV研究のプログレスについて紹介する。

4. 演題:「企業とウイルス学」
ワクチンを開発し実際に使用していくという行為は、ワクチン学という一つの学問だと思います。ワクチン学は、自然科学、社会科学、行政、規制、流通など多くの分野を含んだ学際的な学問です。ウイルスワクチンでは、基礎研究からCMC開発、臨床開発、市販後調査というワクチンのライフサイクルを通じて、ウイルス学が重要な位置を占めます。従って、企業でワクチン開発に従事するということは、ウイルス学を含んだ非常にダイナミックなワクチン学全体に触れることが出来る機会だと思います。インフルエンザワクチンを例に、企業での活動を紹介したいと思います。

*いまだから聞けるウイルス学講座
~ ウイルス研究の歴史、流れ、転換点、ご自身が研究をはじめたきっかけなど、権威の先生がおおいに語ります ~
5. 演題:「菌類ウイルスに魅せられて」
岡山大学 資源植物学研究所 植物/微生物相互作用グループ 鈴木 信弘 先生
[要旨] ウイルスは、生きとし生けるものに感染する。他の生物を合わせたとしても、ウイルスの多様性には敵わないと言われている。それは、ゲノムの型が大きく7~8つに分類されることからも明らかである。ウイルス生活環の多様性も然りである。最近、菌類ウイルスのハンティングが精力的に進められ、ウイルスの定義に当てはまらない変わり者ウイルスが多数見つかってきている。本講座では、「多様性」をキーワードとして、動物、植物に次ぐ第3極としての菌類のウイルス研究の醍醐味・魅力に焦点をあてる。

 

詳細なプログラムは後日、参加者に直接お知らせします。

 

申込に関して
定員:計50名(先着順で、定員になり次第締切らせていただきます。)
参加費:参加費 3,000円 + 宿泊費 9,000円 + 懇親会費 1,000円
参加申込方法:以下の書式に沿って、電子メールで下記(virology-camp*nih.go.jp:*を@に変更して送信してください)までご連絡下さい。
締切:2018年4月20日

申込宛先、問い合わせ:
ウイルス学キャンプ in 湯河原 事務局
国立感染症研究所ウイルス第二部 渡士幸一
e-mail: virology-camp*nih.go.jp
(*を@に変更して送信してください)

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第15回 ウイルス学キャンプin湯河原 参加申込書

氏名:(フリガナもお願いします)
性別:(部屋割りを決めるために記入お願いします)
所属:
職位:(学生、大学院生の場合は学年も)
所属施設住所:
所属施設電話番号:
電子メールアドレス:
発表演題名:
希望発表形式:(口頭、ポスターのいずれか)
口頭発表希望の場合のみ、要旨(200字程度):
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