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第196回日本ウイルス学会
 理事会議事録

日時:2012年11月12日(月)16:00~17:45

場所:大阪国際会議場 1005・1006会議室

出席者:
有川二郎・奥野良信・喜田 宏・木村 宏・小柳義夫・清水博之・鈴木哲朗・高崎智彦・
高田礼人・野本明男・俣野哲朗・松浦善治・水谷哲也・森島恒雄・森 康子・
柳雄介(理事長)・吉川哲史・生田和良(第61回学術集会会長)・倉根一郎(監事)・
脇田隆字(監事)

欠席者:
明石博臣・上田一郎・岡部信彦・河岡義裕・神奈木真理・五條堀 孝・下遠野邦忠・
白子幸男・多屋馨子・遠矢幸伸・永田恭介・川口寧(ウイルス学将来構想検討委員会
委員長)

 


1.年次報告、会員数の現状(事務局)
事務局より、年次報告および会員数の現状について報告された。

2.名誉会員について(理事長)
理事長より、本年は名誉会員の推挙がないこと、次年以降も、我が国におけるウイルス学の進歩と本学会の発展に貢献した会員の推挙を受付けていくことが説明された。

3. 新評議員について(理事長)
理事長より、評議員申請の現況について説明がなされた。

4. 平成23年収支決算報告について(基金の運営を含む)(森理事)
森理事より平成23年収支決算について報告された。収入の部では、会費収入が予算を下回ったこと、前編集委員長からの経費残の返戻のため雑収入が予算を上回ったこと等が説明 された。
支出の部では、IUMS2011・ICVと第59回学術集会が合同で開催されたことによる経費および、会員の参加補助等が実施されたこと、学会の教育に関わる補助支出が増額されたこと、支出額合計は予算比で約86%に抑えられたこと等が報告された。
また、特別会計の平成23年における収入・支出の内容が報告され、本決算案が確認された。

5. 平成25年収支予算案について(森理事)
森理事より平成25年収支予算案について報告され、確認された。

6. 第60回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(生田会長)
生田会長より、第60回学術集会の準備状況について報告された。テーマを「ウイルス感染症研究 -国際連携・若手人材育成とともに-」として、学術集会の前々日に市民公開講座「ぜひ知っておきたい感染症」が開催され高校生を含む多くの参加があり盛況であったこと、特別講演および、ウイルス学におけるデュアルユースの特別シンポジウムおよび、各シンポジウム、教育シンポジウム等を開催すること、ポスター発表も重視し、ポスター発表において優秀な演題を「ポスター賞」として表彰すること等が説明された。

7. 第61回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(理事長)
理事長より第61回学術集会の準備状況について報告がなされた。堀田博会長のもとテーマを「ウイルス・いのち・未来」とし、2013年11月10日(日)~12日(火)を会期として神戸国際会議場で開催される予定であることが説明された。

8. 第62回日本ウイルス学会学術集会について(理事長)
理事長より、第195回理事会において岩本愛吉教授(東大医科研)が第62回学術集会会長として選出されたこと、第60回学術集会中に開催される総会において推戴されることが説明された。

9. 学会誌「ウイルス」の編集について(俣野理事)
俣野理事より、学会誌「ウイルス」62巻2号(2012年12月号)の編集内容について報告がなされた。

10.学会ホームページについて(小柳理事)
小柳理事より、若手に向けた広報活動として、学会ホームページに「ウイルス学キャンプin湯河原」と「みちのくウイルス塾」のバナーを追加したことが報告され、今後も若手に対する広報活動の強化に努めるとともに他の効果的な広報媒体についても検討を進めることが説明された。また、ウイルスに関するインターネット等における誤った情報が散見される現状について、今後、対応が必要となる可能性があることが説明された。

11.ワクチン専門委員会について(森島理事、俣野理事)
森島理事より、ワクチンに関する近年の状況について説明がなされ、乳幼児の予防接種と神経症状に関連する問題と厚生労働省の対応状況、新型インフルエンザ等対策特別措置法の公布等について説明がなされた。

12.杉浦奨励賞選考委員会 半数改選について(理事長)
選考委員会の半数改選が投票により行われ、2013年~2014年の委員として、
倉根一郎、小柳義夫、永田恭介の3会員が選出された。

13.Microbiology and Immunology誌について(脇田理事)
脇田理事より、MI誌の編集状況について説明がなされ、2011年のMI誌における論文フルテキストのダウンロード件数が前年比で大幅に増加したこと、インパクトファクターの向上に向けた取り組みを実施したこと、ウイルス学部門の論文採択率が他の部門と比較して若干高いこと等が報告された。

14.その他
・理事の辞退について(理事長)
1名の理事より、健康上の理由から理事辞退の申し出があり、審議が行われた結果、前回理事選挙における次点の会員に理事就任の依頼を行うことが確認された。
・会費滞納者について(理事長)
複数年の会費滞納者について確認が行われ、再度督促実施の上、2013年3月末の時点で未払いの場合においては除名を行うことが確認された。
・英語論文の校正サービスについて(理事長)
事務局より、前回理事会で検討された英語論文校正サービスについて、実際に契約している他の学会に状況確認を行ったことが説明され、ファーマバイオ株式会社との契約に向けて調整を行うこと、会員に対する選択肢の一つとして当該サービスを学会ホームページ等で紹介することが確認された。
・評議員会、総会における報告事項について(理事長)
評議員会および、総会における議題および報告担当理事について確認がなされた。
・「高校生のためのウイルス学体験講座」の開催に関する報告について
理事長より、本講座の開催報告がなされ、本学会より参加者へ修了証を発行したこと、今後も教育に関わる取組みを継続していく方向であること、他地域における開催も検討していること等の報告がなされた。
また、小柳理事より、ウイルス学分野に若手研究者を誘致することを目的としたアウトリーチ活動について説明があり、広報委員会および、ウイルス学将来構想検討委員会を中心に検討が行われていることが説明された。
・新型インフルエンザ等対策特別措置法に関する対応について
喜田理事および各理事より、新型インフルエンザ等対策特別措置法が本学会の多くの会員への周知がない中で公布されたことの問題点について意見が出され、当該法律がウイルス学研究に対し大きな影響があること、法律の適用に慎重を期す必要があること等が議論された。本学会として、当該法律および、日本感染症学会における緊急討論会の概要等について会員への周知を図ること、その上で議論の場を設ける等の対策を検討することが確認された。

次回理事会は、2013年3月に開催される予定である。

 

以上


 
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