日時:2010年11月6日(土)16:30~18:30
場所:ホテルクレメント徳島 クレメントホール東
出席者: 明石博臣、生田和良、甲斐知恵子、倉根一郎、塩田達雄、清水博之、下遠野邦忠、
鈴木哲朗、高田礼人、滝口雅文、永田恭介、西山幸廣、堀田 博、俣野哲朗、
森 康子、森島恒雄、柳 雄介(理事長)、吉川哲史、脇田隆字、足立昭夫(第58回
学術集会会長)、野本明男(監事)、松浦善治(監事)、河岡義裕(第59回学術集会
会長)、川口寧(ウイルス学将来構想検討委員会委員長)
欠席者:
上田一郎、奥野哲郎、奥野良信、神奈木真理、白木公康、津田知幸、宮村達男、
森内浩幸、渡辺雄一郎
1.年次報告、会員数の現状(理事長)
年次報告および、会員数の現状について理事長より説明がなされた。
2.名誉会員について(理事長)
理事長より、第191回理事会で審議の行われた名誉会員の件について説明があり、第58回総会において永井美之会員を推戴することが報告された。
3.新評議員の承認について(理事長)
新評議員として、神田輝会員(愛知県がんセンター研究所)、村田貴之会員(愛知県がんセンター研究所)、要藤裕孝会員(札幌医科大学)の3名が推薦され、承認された。
4.2009年収支決算報告について(基金の運営を含む)(脇田理事)
脇田理事より2009年の収支決算について報告された。収入の部では、賛助会費が予算を下回ったこと、前理事長、前編集委員長からの経費残の返戻のため雑収入が予算を上回ったこと等が説明された。
支出の部では、学会ホームページのリニューアル、システム導入等のためホームページ関係費が予算を上回ったこと、庶務業務の増加に伴い事務費の庶務・会計業務費が予算を上回ったこと等が報告された。
また、特別会計の2009年における収入・支出の内容が報告され、本決算案が確認された。
5.2011年収支予算案について(脇田理事)
脇田理事より2011年の収支予算案について報告され、確認された。
6.第58回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(足立会長)
足立会長より、第58回日本ウイルス学会学術集会の準備状況が報告された。シンポジウム、一般演題(口演・ポスター)等を合わせ669題の演題が予定されていること、事前参加登録が665名で最終的には1,200名程の参加者が見込まれること等が報告された。
7.ウイルス学将来構想検討委員会による学術集会の評価システムについて(理事長)
理事長より、第191回理事会で決定された学術集会の評価システムの実施内容が説明され、本年より運用を開始することが確認された。
8.第59回日本ウイルス学会学術集会準備状況及びIUMS2011について(河岡次期会長、永田理事、野本監事)
河岡次期会長より、第59回日本ウイルス学会学術集会がIUMS2011 Virology Division
(ICV:International Congress of Virology)と合同で開催されること、本学会の総会、
杉浦奨励賞受賞講演等を期間中に開催すること、ICVのプログラム案作成にあたり、IUMS Virology DivisionのVice-Chairとして、海外の著名な関係研究者から意見を集め、永田理事(IUMS2011 Virology Division国内プログラム委員長)に提供したことが説明された。
永田理事より、IUMS2011の国内組織委員会に、日本ウイルス学会より、野本監事(日本学術会議総合微生物科学分科会・IUMS分科会委員長、日本微生物学連盟理事長)、上田理事(ソーシャルイベント担当)、岩本愛吉教授(募金担当)が入り、各担当の業務を務めていること、IUMS2011 Virology Divisionについては、国内プログラム委員会を中心にプログラム案が作成され、河岡IUMS Virology Division Vice-Chairを通して、IUMS及び海外の著名な関係研究者に確認がなされており、順調に進んでいることが報告された。また、ICVの全体的なスケジュールの予定として、9月11日はオープニングセレモニーとウェルカムパーティーが行われること、12日以降は毎日、プレナリーレクチャー(内、14日はノーベルレクチャー)が行われること、ポスターセッションが期間中2回に分けて設定されることが説明された。
続いて永田理事より、IUMS2011全体の募金委員長として岩本愛吉教授が活動を行っていること、ICVにおける会場費、招待演者・チェアパーソンの参加費等の必要経費について説明がなされ、募金の協力が要請された。
次に野本監事より、IUMS2011の招致に関する日本学術会議、微研連の活動と日本微生物学連盟設立の経緯及び現在の準備状況が説明された。
9.第59回日本ウイルス学会学術集会及びIUMS2011 Virology Divisionの参加促進策について(理事長)
第59回日本ウイルス学会学術集会及びIUMS2011 Virology Divisionの参加促進策について事務局より説明がなされ、審議の結果、学会誌及び学会ホームページ等を活用した会員への周知を進めること、河岡次期会長、永田理事を中心に学会からの補助金の活用方法を検討し、学生会員等への参加補助金を設定する方向で検討を行うこと、及びその他の参加促進策についても検討を行うことが確認された。
10.第60回日本ウイルス学会学術集会について(理事長、生田理事)
理事長より、第191回理事会において生田理事が第60回学術集会会長に選出され、第58回総会において推挙されることが説明された。
続いて、生田理事より、第60回学術集会を大阪周辺で開催する方向で、会場・日程の調整を行っていることが報告された。
11.学会ホームページについて(鈴木理事)
鈴木理事より、学会広報委員会により進められている、学会若手研究者のホームページについて進捗の説明がなされ、当ホームページにウイルス実験に関するProtocol Data base、ウイルス百科事典等を掲載する目標で検討が進められていることが報告された。
次に事務局より、学会ホームページの英語版設置の進捗について説明がなされ、広報委員会の主導により、主要なページについて英語版を設置することが確認された。
12.学会誌「ウイルス」の編集について(堀田理事)
堀田理事より、学会誌「ウイルス」第60巻2号(2010年12月号)の編集内容(総説、特集、トピックス等)について報告された。
13.会員へのメール配信について(理事長)
理事長より、会員に対する学会からの重要、緊急な情報の連絡手段として、全会員へのEメール配信の仕組みを導入することについて説明がなされた。
審議の結果、会員データに登録されたEメールアドレスへのEメール配信の仕組みを導入することが確認され、評議員会及び総会で説明の上、学会ホームページ等で告知後、実施することが確認された。
14.会員資格の確認及び会費滞納者への対応について(足立会長)
足立会長より、第58回学術集会の演題登録時及び参加登録時における会員資格の申請及び会費滞納の状況について報告がなされた。
事務局より、現在の会員資格の確認及び会費滞納者への対応ルールが説明され、審議の結果、会員間の公平性の確保と会費納入の促進を図るため、毎年、学術集会の演題登録時、参加登録時に会員資格、会費納入状況の確認を実施し、公正に対応することが確認された。
15.日本医学会臨床部会利益相反委員会シンポジウムについて(清水理事)
清水理事より、7月に開催された日本医学会臨床部会利益相反委員会ならびに日本医学雑誌編集者会議(JAMJE)合同シンポジウムについて報告がなされた。
国内外において、産学連携のスムーズな推進のため、臨床研究、基礎研究における利益相反マネジメントの導入が進められていること、日本医学会加盟学会の内、23学会が利益相反の指針を規定していることが報告された。
16.関連研究会等への学会補助について(理事長)
理事長より、学会予算の有効活用を図るため、関連する研究会等への補助基準の見直しが提案され、原則として、理事会で承認された研究会に対し、過去の補助年数に関わりなく年額10万円までの実費を補助すること、教育に関わる研究会は年額20万円までの実費を補助することが決定された。
17.杉浦奨励賞選考委員会 半数改選について(理事長)
杉浦奨励賞選考委員会委員の半数改選の投票が行われ、2011年~2012年の委員として、倉根一郎、永田恭介、俣野哲朗の3会員が選出された。
18.Microbiology and Immunology誌について(脇田理事)
脇田理事より、Microbiology and Immunology誌について報告がなされ、編集及び投稿の状況が説明された。また、2009年のインパクトファクターが1.562(前年比10%増)であること、インパクトファクター上昇の取り組みが進められていることが説明された。
19.その他
・2012-2015期理事選挙について(理事長)
理事長より、2012-2015期の理事選挙が2011年に実施されること、当年の選挙より評議員が被選挙人となることが決定していることが説明された。
・各種委員会委員について(理事長)
理事長より、第191回理事会において設置が決定されたワクチン専門委員会の委員長(森島理事)、副委員長(俣野理事)及び委員が決定したこと、用語委員会委員に近藤一博会員が就任したことが報告された。
・学会の地区組織について(理事長)
理事長より、会員から地区組織の設置について提案のあったことが説明され、検討の結果、現時点では設置しないことが確認された。
・会費滞納者除名の件(理事長)
複数年の会費滞納者について確認が行われ、2010年末の時点で未納の会員については除名を実施することが確認された。
・第28回日本医学会総会について(理事長)
理事長より、2011年4月に開催される第28回日本医学会総会について説明がなされた。
・評議員会及び総会における報告事項について(理事長)
評議員会及び総会における報告担当理事について確認がなされた。
次回理事会は、2011年3月に開催される予定である。
以上
|