日時:2009年10月24日(土)16:00~18:00
場所:都市センターホテル601会議室
出席者:
浅野喜造・生田和良・奥野哲郎・甲斐知恵子・河岡義裕・喜田 宏・倉根一郎・
黒田和道・小柳義夫・塩田達雄・白木公康・白子幸男・津田知幸・鶴見達也・
西山幸廣・野本明男(理事長)・堀田 博・宮村達男・森内浩幸・山田章雄・
脇田隆字・永井美之(監事)・柳 雄介(監事)・足立昭夫(第58回学術集会会長)・
永田恭介(ウイルス学将来構想検討委員会委員長)
欠席者:
伊藤康彦・岩本愛吉・高島郁夫・滝口雅文・松浦善治・山本直樹・渡辺雄一郎
1.年次報告、会員数の現状(事務局)
事務局より年次報告および会員数の現状について報告された。
2. 理事選挙結果報告(倉根理事)
倉根理事より、2009年7月に開票の行われた新理事(任期:2010年1月~2013年12月)の選挙結果について報告がなされた。
3. 名誉会員について(理事長)
理事長より、本年は名誉会員の推挙が無いこと、次年以降も、我が国におけるウイルス学の進歩と本学会の発展に貢献した会員の推挙を受付けていくことが説明された。
4. 新評議員の承認について(理事長)
新評議員として、五十嵐樹彦会員(京大ウイルス研)、大杉剛生会員(熊本大)の2名が推薦され、承認された。
5. 2008年収支決算報告について(基金の運営を含む)(河岡理事)
河岡理事より2008年収支決算について報告された。収入の部については、会費収入が若干予算を下回ったこと、支出の部については、会誌出版費(編集費)を始め経費削減が進められたことが説明された。また、特別会計の2008年における収入および支出内容について報告がなされた。
柳監事より2008年収支決算の会計監査報告がなされ、本決算案が確認された。
6. 2010年度収支予算案について(河岡理事)
河岡理事より2010年度収支予算案について報告され、確認された。
7. 研究教育支援委員会 教育活性化WGの活動について(理事長)
理事長より、2009年における研究教育支援委員会 教育活性化ワーキンググループの活動に関し、6月に第6回ウイルス学キャンプin湯河原が開催されたこと、9月に第8回みちのくウイルス塾が開催されたことが報告された。
また、教育活動の推進のため、関連する企画があれば申請いただきたいとの説明がなされた。
8. 学会ホームページについて(小柳理事)
小柳理事より、学会ホームページが本年7月にリニューアルされ、Web上で入会手続きおよび各種変更手続きが可能となったこと、教室紹介ページ等の充実が図られたこと、今後さらにコンテンツおよび機能面の充実化を進める予定であることが報告された。
また、ニュースメールシステムが導入され、本システムに登録した会員に学会の情報を配信することとなったこと、今後、多くの会員からの登録を推進していくことが説明された。
9. 第57回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(宮村会長)
宮村会長より第57回学術集会の準備状況について報告された。多くの演題登録および事前参加登録があること、学術集会の前日に市民公開講座「ウイルス性肝炎撲滅を目指して~最新の治療と未来への展望~」が開催されたこと、緊急特別企画としてパネルディスカッション「パンデミックインフルエンザ~ワクチンと抗ウイルス剤~」が学術集会2日目のセッション終了後に開催されることが説明された。
10.第58回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(足立次期会長)
足立次期会長より第58回学術集会の準備状況について報告された。テーマを「進化する基礎ウイルス学 分子・細胞・個体レベルでの生物学的理解に向けて」とし、会期は2010年11月7日(日)~9日(火)とすること、シンポジウム(イブニングシンポジウム)を充実させること、発表は口演を中心とすること等が説明された。
11.IUMS2011札幌について(理事長)
理事長より、IUMS2011札幌におけるVirology Divisionの会期が、2011年9月11日~16日であること、Important Dates(Tentative)として以下の通り設定されていることが報告された。
・Call for Abstracts:2010年10月15日
・Abstract Submission Starts:2010年12月15日
・Deadline for Abstracts:2011年2月28日
・Notification of Acceptance to Authors:2011年6月1日
・Deadline for Early Registration and Hotel Accommodation:2011年6月15日
・Deadline for Late Registration:2011年8月15日
また、河岡理事(IUMS Virology Division Vice chair、2011年度日本ウイルス学会学術集会会長)と永田IUMS2011札幌Virology Divisionプログラム部会委員長を中心にまとめられた、現段階におけるIUMS2011札幌Virology Divisionのプログラム案について説明がなされた。
なお、第188回理事会および第56回総会において、2011年の日本ウイルス学会学術集会をIUMS2011札幌に完全に合流させることが決定しているが、本学術集会において、日本ウイルス学会単独の演題は設定しない方針であることが確認された。
次に、2011年における日本ウイルス学会の総会および杉浦奨励賞受賞講演等については、他のプログラムとの重複をできる限り避ける方針とすることが確認された。
12.「ウイルス」誌の編集について(小柳理事)
小柳理事より、学会誌「ウイルス」59巻2号(2009年12月号)の編集内容(総説、特集等)について報告された。
13.「ウイルス」誌のジャーナルアーカイブについて(小柳理事)
小柳理事より、学会誌「ウイルス」が科学技術振興機構のジャーナルアーカイブ事業に採択され、第1巻1号以降の学会誌のアーカイブ化の作業が進められていることが報告された。また、過去の学会誌の著作権について、学会ホームページにより告知を行う予定であることが説明された。
14.ウイルス学将来構想検討委員会の答申の件(永田委員長)
永田委員長より、理事選挙の改革(投票システムの電子化、評議員を被選挙人とする件)に関し、2009年3月に提出された答申案と、それに基づき第189回理事会において審議された内容について説明がなされた。
15.会則改定について(理事長)
理事長より、第189回理事会において確認された内容を踏まえた、理事選挙の改革に伴う会則の改定案について説明がなされた。被選挙権を評議員に限定すると共に、評議員の推薦権を正会員にも付与することとし、第57回総会の議事とすることが確認された。
16.学術集会における事務局の役割について(理事長)
理事長より、第189回理事会で確認された学術集会事務の事務局による実施に関し、実施内容の説明がなされた。
また、今後の学術集会の収支管理の方法に関する以下の点について審議が行われ、次回理事会において再度検討することが確認された。
・学術集会の収支と学会本体の収支との位置付けについて。
・学術集会で剰余金が発生した場合の次年度への繰り越しについて、およびその資金を次年度以降の学術集会における海外演者の招聘費用や国際会議出席等の会員への補助とする等の有効活用の方法について。
・学術集会で万一、収支に不足が生じた場合のための学会本体における予備費の予算化。
・学術集会事務の事務局実施に伴う予算化の必要性。
・今後、学会が法人化された場合の対応について。
17.学会法人化の検討について(理事長)
事務局より、日本学術会議で開催された、学術団体の新公益法人制度への対応の現状と課題についてのシンポジウムの内容が報告された。本学会の対応について審議が行われ、他の学術団体の動向の調査を行うと共に、今後検討していくことが確認された。
18.学会賞の検討について(理事長)
理事長より、本学会の学会賞の設置案に関する説明がなされ、今後検討していくことが確認された。
19.杉浦奨励賞選考委員会 半数改選について(理事長)
選考委員会の半数改選が投票により行われ、2010年~2011年の委員として、
河岡義裕、小柳義夫、西山幸廣、柳雄介の4会員が選出された。
20.Microbiology and Immunology誌について(脇田理事)
脇田理事より、MI誌の編集状況が説明され、2008年におけるインパクトファクターが2007年より向上したことが報告された。
また、著者の希望により論文のフリーアクセスが可能となる「OnlineOpen」の導入および、発展途上国において無償または低額で論文へのアクセスを可能とする「HINARI」に参画することが確認された。
21.その他
・会費滞納者除名の件
複数年の会費滞納者について確認が行われ、再度督促実施の上、2009年度末の時点で未払いの場合においては除名を行うことが確認された。
・会費納入の促進について
会費の滞納を防ぐためのチェック体制について、今後検討していくことが確認された。
・最高裁判所医事関係訴訟委員会より依頼の件
日本医学会より「最高裁判所医事関係訴訟委員会から鑑定人候補者推薦の態勢づくりの依頼について」の連絡があり、態勢づくりを進めていることが理事長より報告された。
・評議員会および総会における報告について
評議員会および総会における報告担当理事について確認がなされた。
・その他
本学会における歴代の名誉会員のリストを学会ホームページに掲載することが確認された。
次回理事会は、2010年3月に開催される予定である。
以上
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