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第183回日本ウイルス学会
 理事会議事録

日時:2006年3月11日(土)13:00~15:00

場所:東京大学 医学部教育研究棟 13階第3セミナー室

出席者:

浅野 喜造・伊藤 康彦・今井 章介・岩本 愛吉・上田 一郎・河岡 義裕・神奈木真理・喜田 宏・北村 唯一・黒田 和道・小柳 義夫・白子 幸男・高久 洋・谷口 孝喜・堤 裕幸・鶴見 達也・永井 美之・野本 明男(理事長)・松浦 善治・森島 恒雄・柳 雄介・山田 章雄・吉川 哲史・吉田 哲也・倉根 一郎(監事)・山西 弘一(監事)・西山 幸廣(第54 回学術集会会長)
以上27名

欠席者:

明石 博臣・高島 郁夫・武田 直和・山本 直樹
以上4名

記録者:澤田 晴代(東大)、福田 博、上野 夏葉、佐々木博樹(事務局)




  1. 2006-2007期理事会・業務分担について(理事長)
    野本理事長より、2006-2007期理事会・業務分担および各種委員会委員について報告された。
    その中で、委員会組織の変更点について説明があり、常務理事会の下部組織としての理事長の諮問機関「研究調査委員会」を設置し、当委員会が従来のシンポジウム企画委員会の役割および、札幌で開催されるIUMS Congresses in 2011の準備等を行うこと、また、対外的な広報活動の強化の為「広報委員会」を設置し、その中に「広報ワーキンググループ」と「ホームページワーキンググループ」を置くことが報告された。
    さらに、従来の「教育委員会」を活動内容の明確化と効果的活動の推進の為に、「研究教育支援委員会」に名称を変更することおよび、日本学術会議の組織変更に伴い、「研連委員」を廃止することが報告された。
  2. 年次報告(理事長)、会員数の現状・オンライン入会について
    年次報告・会員数の現状などについて理事長より報告された。また、学会入会時手続きの利便性の向上と会員数増加を図る為、オンライン入会システムの導入が提案され、承認された。
  3. 平成17年度収支決算報告について(基金の運営を含む)(谷口理事)
    〔監査報告、倉根監事および山西監事〕
    谷口理事より平成17年度収支決算報告書について報告された。
    平成17年度において会費収入は見込みを上回ったこと、また、選挙実施年のため赤字予算ではあるが、ほぼ予算通りの収支となったことが報告された。
  4. 平成19年度収支予算案について(谷口理事)
    谷口理事より平成19年度予算案について説明があり、現在の収支状況が続いた場合、学会繰越金が減少し、平成20年度にはマイナスとなる見込みであるとの説明があった。
    その為、2通りの予算案が提示され、経費削減による支出抑制策および、会費値上げによる収入増加策について広く検討が行われた。
    経費削減策としては、支出項目中で最も大きなウエイトを占める会誌出版費の(印刷会社の合見積実施等による)低減の可否について、今後検討していくこととなった。
    また、他の経費削減策として、2年毎の理事選挙時に作成されていた会員名簿を4年毎の作成に改め、その間の理事選挙時には、被選挙人名簿のみを作成することが提案され、承認された。
    結果、予算案として、上記施策を中心とした経費削減策が実施された場合の支出削減額合計と、収入増を図る為の会費値上げ額とのバランスについて検討が行われ、今後、関係理事間で審議の上、持ち回り理事会により承認を得ることとなった。
  5. 第54回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(西山会長)
    西山会長より、第54回日本ウイルス学会学術集会の準備状況について説明があり、学術集会のテーマを「ウイルスを知る。ウイルスから学ぶ。」とし、ウイルス学の現在をできる限り俯瞰できる様に、教育講演・Overviewシリーズを企画していることが報告された。
  6. 第55回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(上田次期会長)
    第55回日本ウイルス学会学術集会は、2007年10月21日~23日、札幌コンベンションセンターにて開催されることが報告された。
  7. 第56回(2008年)日本ウイルス学会学術集会会長選出
    投票の結果、森島 恒雄理事(岡山大学)に決定した。
  8. 名誉会員の推挙、新評議員の承認など(理事長)
    名誉会員として藤永 蕙 先生(札幌医科大学名誉教授)が選出された。
    また、新評議員として、岡本 宏明(自治医科大)、西藤 岳彦(動物衛生研)、森 勇(愛知医大)、森 康子(医薬基盤研)、吉田 まり子(岡山大・院)の5名が推薦され、承認された。
  9. 杉浦奨励賞について(理事長、柳選考委員長)
    柳委員長より今年度杉浦奨励賞受賞候補者の選考過程が説明され、これについて討議された。その結果、公平を期すため、選考委員と推薦者が重複している場合は、その委員以外の選考委員により、投票を行うこととなった。
    今年度の受賞者については後日、選考委員により推薦され、持ち回り理事会で決定されることとなった。
    (結果、平成18年度授賞者は、佐々木 潤氏(藤田保健衛生大)「アイチウイルスの複製機構の解析」、下島 昌幸氏(東大医科研)「ネコ免疫不全ウイルスの感染指向性に関する研究」、竹田 誠氏(九州大学大学院)「麻疹ウイルス遺伝子操作系の確立と複製および病原性発現の分子基盤の解析」に決定した。)
  10. 雑誌「ウイルス」の編集について(柳理事)
    2006年6月号の編集案が柳委員長より示され、今後の学会誌の編集方針および、投稿論文への対応基準等の投稿規定の変更を検討していく旨が報告された。
    また、平成19年度予算案に関し、今後会誌出版費低減を図ることが確認された。
  11. 日本医学会定例評議員会報告(理事長)
    理事長より、日本医学会定例評議員会についての説明があり、新たに2学会の加盟が決定したこと、役員選挙が実施されたことおよび、第28回日本医学会総会の開催地・会頭が決定したことが報告された。
  12. 感染症法改正について(岩本理事)
    岩本理事より、3月に閣議決定された感染症法改正についての説明が行われた。改正の骨子として、病原体の管理体制構築の為の所持・保管規定ができること、一部の病原体の分類類型が変更されるとともに、結核が感染症法に統一されることが説明された。
    また、問題点として、病原体の分類が適切に行われない場合、保管許可申請時に混乱が生じる点、患者の検体と病原菌をどこで区分するかという点および、許可制となることで各大学・機関が周辺住民の不安に対する対応が必要となること等が報告された。
    この件に対し議論がなされ、省令の基準づくりの段階から、日本ウイルス学会として適切に意見を述べていく必要があることが確認された。
  13. その他
    • 第20期日本学術会議について(理事長)
      理事長より第20期日本学術会議について説明があり、210名(第2部は64名)の会員が選出されたこと、今後、第2部には140名程度の連携会員が選出される予定であることが報告された。
      また、学術会議内に分野別委員会が設置され、現在は各分野別委員会の下に分科会を整備しているところであり、組織改変後の学術会議の体制が整いつつあることが報告された。
      さらに、国際ウイルス学会議を含む国際微生物学連合(IUMS)への対応についても、今後議論されていくことが報告された。
    • 大学評価・学位授与機構専門委員就任について(喜田理事)
      日本ウイルス学会より推薦された喜田理事が大学評価・学位授与機構専門委員に就任したことが報告された。
      また、今後評価基準等の研修実施の後、書面調査・実地調査・報告書の作成が行われる予定であることが喜田理事より報告された。
    • 学会ホームページ掲載事項について(特許申請時の学会発表証明)(山田理事)
      会員の利便性向上の為、学術集会時発表内容における特許申請時の学会証明についての手続き要領が学会ホームページに掲載されたことが報告された。
      また、ホームページワーキンググループの活動・役割について説明された。
      さらに、今後、新たに設置された広報ワーキンググループを中心に、学会ホームページの更なる充実を図って頂きたいとの希望が述べられた。
    • 学術集会時の寄附に関する医療用医薬品製造業公正取引協議会よりの通知について
      (事務局 福田)
      事務局より、医療用医薬品製造販売業公正取引協議会よりの連絡事項が報告され、学術集会に関する寄附についての留意点の説明がなされた。


次回理事会は、2006年11月18日(土)に開催される予定である。


 
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