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第175回日本ウイルス学会
 理事会議事録

日時:2002年3月16日(土)13:00 ~ 15:00

場所:国立感染症研究所共用第1会議室

 

出席者:

浅野 喜造・足立 昭夫・生田 和良・岩本 愛吉・倉田 毅(理事長)鶴見 達也・豊田 哲也・野本 明男・速水 正憲・松浦 善治・山田 章雄・山本 直樹・庵原 俊昭・岡部 信彦・奥野 哲郎・倉根 一郎・佐多 徹太郎・清水 一史・白木 公康・田口 文広・鶴留 雅人・中島 捷久・堀田 博・山西 弘一・奥野 良信(監事)・柳 雄介(監事)・喜田 宏(第50回学術集会会長)・下遠野 邦忠(第51回学術集会会長) 以上28名

記録者:

松石 みゆき(国立感染研)・福田 博(日本学会事務センター)

欠席者:

高浪 洋一・西山 幸廣・森内 浩幸 以上3名



  1. 理事業務分担について(理事長)(添付資料参照)
    理事役員名簿に基づき今年度の理事の業務分担が確認された。

  2. 年次報告
    ・2002年3月5日現在の会員数が報告された。(理事長)
    ・基金の運営について報告があった。松本基金から国際ウイルス学会参加者への旅費補助については、雑誌「ウイルス」の発行が遅れ応募締切まで時間がなかったことから、4月末日まで締切を延長することとする。(理事長)

  3. 平成13年度収支決算報告について(生田理事)
    生田理事より平成13年度の収支決算が報告された。奥野監事より、3月16日11時より会計監査を行い経理は適正に処理されている旨報告され承認された。

  4. 平成15年度収支予算案について(生田理事)
    生田理事より来年度予算案が報告された。ペイオフ対策については既に手配済みであることが報告された。

  5. 第49回日本ウイルス学会学術集会の報告(山西前会長)
    2001年11月18日(日)~20日(火)大阪国際会議場にて開催された第49回学術集会について山西前会長より報告された。

  6. 第50回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(喜田会長)
    2002年10月16日(水)~18日(金)札幌にて開催される第50回学術集会の準備状況について喜田会長より報告された。
    第1日目一般演題の後19時からイブニングシンポジウム。第2日目は午前中一般演題、午後から評議員会・総会・杉浦奨励賞受賞講演、シンポジウムが予定されている。第3日目午前中の一般演題の後、午後からワークショップの予定。
    15日(火)17時30分より市民公開講座を企画している。

  7. 第51回日本ウイルス学会学術集会準備状況について(下遠野次期会長)
    2003年10月27日(月)~29日(水)京都にて開催される第51回学術集会の準備状況について下遠野次期会長より報告された。演題は全てオンラインでの申込にする。

  8. 第52回日本ウイルス学会学術集会会長選出について
    2004年度の学術集会会長は選挙の結果、国立感染研 倉田毅に決定した。

  9. 平成15年度科学研究費補助金審査委員候補者推薦について
    日本学術会議からまだ正式な推薦依頼はないがウイルス学については1段6名、2段1名を選挙で選んだ。

    *また微研連より基礎ゲノム生物学についても審査委員選出の要請があり、理事会メンバーの投票により1段1名 2段1名が選出された。(4月30日)

  10. 新評議員の承認について(理事長)
    中村 稔(九州大学医学部附属病院第一内科)
    北村 唯一(東京大学医学部泌尿器科)
    宇野 文夫(新見公立短期大学)
    西連寺 剛(鳥取大学医学部)
    小倉 肇(岡山県環境保健センター)
    藤井 雅寛(新潟大学大学院医歯学総合研究科)
    以上6名が評議員として承認された。

  11. 杉浦奨励賞(2002年度)選考について
    杉浦奨励賞選考委員会(委員長:宮村達男先生)野本理事より今年度杉浦奨励賞受賞候補者の選考過程が説明され、これについて討議された。
    【これをうけて選考委員会でさらに検討した結果、受賞候補者2名を推薦する旨理事長あてに報告があった。この審査結果は理事全員に承認され、今年度の受賞者2名が決定した。】
    2002年度杉浦奨励賞受賞者
    片野 晴隆(国立感染症研究所感染病理部主任研究官)
    「ヒトヘルペスウイルス8の感染病理学的研究」
    朝長 啓造(大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野助教授
    「ボルナ病ウイルスの持続感染と病態機序に関する研究」
    また2003?2004年の選考委員として選挙の結果岩本愛吉、柳雄介、速水正憲の3先生が選出された。

  12. 雑誌「ウイルス」について(岩本理事)
    次号の編集状況が報告された。

  13. ナショナルバイオリソースプロジェクトの件(理事長)
    石浜明先生(国立遺伝学研究所)より、文部科学省生物系統委員会のウイルス関係委員の立場から、「ナショナルバイオリソース」プロジェクトの公表に伴い統合的な「ウイルスリソース」の整備確立について担当理事と相談したい旨連絡があり、松浦・倉根の2理事にお願いした。2名が中心となり、分野別の研究会の協力を得てウイルスの所在情報のデータベースをメーンとしてプロジェクトを作る予定であると報告された。(松浦理事)

  14. ウイルス検査体制委員会(浅野理事)
    今年度より浅野理事が委員長になり、新委員での委員会が16日午前中開かれた。引き続き民間の臨床検査会社との懇談会も開かれた。ウイルス検査体制の精度管理・標準化に関して、その中心となる感染研と民間の臨床検査会社とが今後より密な関係を保てるようサポートしていくことを確認した。また日本臨床検査標準協議会から脱会することを決定した。

  15. 日本ウイルス学会バイオセーフティマニュアル作成の件(理事長)
    国際間の病原体の輸送に関してWHOの委員会のマニュアルが現在検討されているが、大変厳しいものになることが予想される。また我が国でも病原体の保有・管理システム・使用状況などの管理・輸送も含めたマニュアルの見直しも関係学会などで始まっていることから、ウイルス学会のマニュアルも現在の状況を反映したものに作成し直すことにした。

  16. アカデミアのバイオテロ対応について(理事長)
    バイオテロが発生した場合の対応について現在の状況が報告された。

  17. 日本医学会定例評議員会報告(理事長)
    2002年2月26日に開かれた日本医学会定例評議員会について報告された。

  18. その他
    1)故中村喜代人理事の追悼の会について(理事長)
    2001年12月8日に故中村喜代人理事の追悼の会があり、理事長が参加して追悼の辞を述べた。
    2)雑誌ウイルスについて(下遠野理事/前編集委員長)
    12月号の雑誌ウイルスの発行が遅れたことについて報告があった。

次回の理事会は2002年10月15日(火)15時半より札幌で開催する予定である。



 
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